【プレスリリース】当協会職員のスポーツ実施率100%達成

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半年に1回行っている職員の健康経営に関する各種評価指標調査(2024年10月実施)の結果、職員の週1回以上(1日30分以上)のスポーツ実施率が100%を達成しましたのでお知らせいたします。今後もスポーツを推進する団体として、みなさんに最高のスポーツ環境を提供できるよう、スポーツ(身体)活動を主体とした職員の健康リテラシー向上に取り組んでまいります。

【参考】

日本の20歳以上のスポーツ実施率は52%(令和5年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」)で国が第3期スポーツ基本計画で目指す70%には届かない状況です。特に働く世代のスポーツ実施率は他世代と比べて低く課題となっています。

目次

職員のスポーツ実施率向上を目指す理由

枚方市スポーツ協会では、企業理念である「スポーツの新たな価値を創造し、豊かで活力あるまちづくりに貢献します」を達成するため。そして、多くの方にスポーツを楽しんでいただく環境を提供するためには職員の健康が不可欠であると考え、スポーツ(身体)活動を主体とした「健康経営」に取り組んでいます。健康経営の取り組み評価指標の1つとしてスポーツ実施率をあげており、100%を目指して取り組んでまいりました。

*「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

【枚方市スポーツ協会職員の週1回以上のスポーツ実施率の推移】

2021年2022年2023年2024年(前期調査)
スポーツ実施率67%73.3%90.9%100%
スポーツ実施意欲6.86.46.67.6

100%を目指して行ってきたこと

STEP
仕事をしながら自然と体を動かす仕組み

スポーツや体を動かすことが苦手な方も多いと思います。いきなり「スポーツをしましょう」と言ってもなかなか参加してくれませんでした。また、参加したとしてもケガをしてしまうこともありました。そこで、まずはスポーツの敷居を下げるため、仕事をしながら自然と体を動かす環境をつくりました

  • 毎朝の朝礼で当協会が作成し、普及を進めている「楽10体操」を3種目(合計30カウント)実施(1分程度の身体活動)
  • キャビネットやプリンターを1ヶ所に集約し、書類を取りに行く、プリントアウトをするたびに立ち上がって動く機会づくり
  • 基本的に3階程度までは階段を使用するようにルール化
  • 当協会で行うミーティングは、外部の方も含め、1時間に1回「健コロ」タイムでエクササイズを実施
  • スタンディングミーティングやバランスボールの活用
  • 全職員が集まるミーティングで「なぜ健康経営を行うのか」、「そのために行うこと」を説明し、意見交換を行い、全員がスポーツの必要性を考え、納得して取り組む機会を何度もつくる
STEP
スポーツを行うきっかけづくり

仕事をしながら自然と体を動かすステップ1でスポーツ(身体活動)を行う必要性や効果を実感いただき、ステップ2として実際にスポーツを実践する機会を作りました。これらの活動は、任意参加として就業時間外に行っていますが、年々参加率等が向上しています。プログラムによっては職員の健康への投資として一部の費用を当協会が負担して参加しやすい環境も提供しています。

  • 毎年5月に実施されている「さつきラン&ウォーク2024 企業対抗戦」に参加
  • 毎回様々なスポーツを職員やその家族が集まって行う「動こうかい」を3ヶ月に1回開催。2003年はロゲイニングやeスポーツ体験などを実施
  • スポーツツーリズムとして、年に1回どこの街に行ってみんなで歩くイベントを実施。2023年は滋賀県の森林セラピーロードに行き、森林ウォークを楽しむ
  • 任意で参加するスポーツや健康関連イベントへの参加費を当協会が負担。年間最大3,000円(非喫煙者はインセンティブとして4,000円)を補助
  • 毎年5月を自転車、徒歩通勤推奨月間に設定
STEP
スポーツ習慣定着のために

せっかく高まったスポーツ実施意欲を継続につなげるためには働く環境が大切だと考えています。当協会は10名程度の中小企業のため職員一人ひとりの負担や責任も大きく、業務量に大きく左右されます。まずは家族や友人との楽しい時間。そして各自が主体的にスポーツ活動を継続する時間。そのためには、柔軟な働き方や業務の効率化による余暇時間の確保、スポーツ実施が組織風土となる取り組みも必要であると考えています。

  • 毎週日曜日をノー残業デーに設定し、定時での帰宅を意識
  • 時間単位での有給休暇取得を可能とすることで、スポーツを楽しんでから出社するものも
  • 各業務の改善意識を高め、効率化をはかるため、毎月業務改善発表会を実施。ワークライフバランス向上に取り組む
  • スポーツや健康について、自由に発言や気になった記事を紹介できる掲示板を設置。風土としてスポーツ実施や健康増進が話題となる職場づくりに取り組む
  • 代表理事である会長から職員の家族に毎年手紙を郵送。手紙では、職員やその家族の健康やそのためのスポーツ習慣の定着などにふれ、家族ぐるみで健康づくりを行うことを推奨。職員の労働時間や健康状態、労働生産性等の数値も紹介し、職場の状態を伝えている

スポーツ実施率向上の効果

現在職員が定期的に継続しているスポーツとして、通勤時間を使った自転車やウォーキング。休日や就業時間後を活用したサイクリング、ヨガやピラティス等のスタジオプログラム参加、山歩き(トレッキング)、当協会が設立・運営を行っている総合型地域スポーツクラブプログラムへの参加、街歩きなど気軽に継続できるものが多い状況です。

スポーツ実施率向上に伴って、当協会内のコミュニケーションや働きがい、労働生産性の指標も向上傾向にあり、経営にも好影響を与えていると実感しています

評価指標評価項目2022年2023年2024年
(前期調査)
社内コミュニケーション満足度コミュニケーション未測定5.06.82
心理的安全性メンタルヘルス3.043.243.55
ワーク・エンゲイジメント働きがい3.43.43.7
相対的プレゼンティーズム労働生産性1.01.01.0

まとめ

当協会の取り組みは、大きな費用も必要とせず様々な企業で実践できると思います。スポーツ習慣のある従業員の割合が多いほど営業利益が高いという研究や、当協会が行った研究ではスポーツ習慣のある従業員の方がワーク・エンゲイジメント(働きがい)が高いという成果等もあり、従業員のスポーツ習慣定着は、企業経営にも好影響を与えそうです

今後も当協会は、多くの方にスポーツを推進する団体としてスポーツを主体とした職員の健康づくりに取り組み、スポーツの新たな価値を創造し、豊かで活力あるまちづくりに貢献してまいります。

ぜひあなたの会社でも従業員のスポーツ習慣定着に投資してみませんか。

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