子供のスポーツ課題として二極化をご存じでしょうか。スポーツ庁が行っている「平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」報告書によると、中学校女子では「ほとんど運動をしない」という割合が約2割います。また「運動をする人」=「運動時間週420分以上(1日60分)と「あまり運動をしない人」=「運動時間が週60分未満(1日8分)」の二極化になっているのが下のグラフからわかると思います。
子供の頃の運動には、身体的な好影響だけでなく、精神的にも好影響を与えることがわかっています。
さらに、子供の時期ならではの影響もあります。それが神経型の発達です。ゴールデンエイジという言葉を聞いたことがありますか。下の図は「スキャモンの発育曲線」といわれるものです。
青い線が神経型の発達時期を示しています。生まれてから5歳までに飛躍的に発達し、12歳頃でほぼ完成されます。神経系が発達する、9歳~12歳頃をゴールデンエイジと呼んでいます。
一般的によく「運動神経」と言われるもので、リズム能力・バランス能力・変換能力・反応能力・連結能力・定位能力・識別能力などのことです。
つまり、神経型が急激に発達し、完成されてしまうゴールデンエイジ期に、様々な動きや遊びを行い、能力を刺激することが、将来的にうまく体を動かせる、体を動かすことが好きになることに繋がります。
将来的にスポーツ(体を動かす)習慣のある人の方が、心身ともに健康で、仕事に対する働きがいなども感じやすいことがわかっています。子供に様々なスポーツを体験できる機会をつくってみませんか。
枚方市スポーツ協会はこういった課題に対し、総合型地域スポーツクラブである「ひらかたキングフィッシャーズスポーツクラブ」を運営しています。
多種目、多世代、多目的が特徴で、メンバーになれば、テニス、卓球、バドミントン、バスケットボール、健康体操など11種目に自由に参加できるクラブです。様々なスポーツが楽しめるだけでなく、子供から高齢者まで同じ場所で活動しているので、親子で参加できたり、高齢者が子供に必要な伝統を伝える等、コミュニケーション向上にも貢献しています。
また、より専門的な指導を受けたい場合は、別途スクール活動があります。
ゴールデンエイジの時にこういった様々なスポーツ種目を体験することで今後の人生に様々な好影響をもたらすと思います。
さらに、ひらかたキングフィッシャーズスポーツクラブでは、小学生を対象に年間を通じて様々なスポーツ体験を行う、ジュニアスポーツスクールも開校しています。
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